今回は、『デッサン初心者』でもわかりやすい基礎的な描き方のコツについて解説していきたいと思います。
主に、モチーフに向かうときの姿勢について述べていますので、参考にして実践されてみてください。
きっと誰でも、「もっと上手に絵が描けたら、きっと楽しく風景を描いたり豊かな表現力が身につくのではないか?」と感じることがあるのではないでしょうか。
あの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチでさえも、デッサンをすることによってモチーフの特徴を掴んだり、モチーフをより魅力的に見せるための構成を考えるためにデッサンは常に欠かせない存在だったのです。
そんなわけで、デッサンは絵画を初めてみたい方やデザインや彫刻に至るまで、あらゆる表現方法への基礎として非常に重要な技術だと考えられます。
『イロイロ』では、主に初心者の方でも簡単にわかりやすくできる方法などを解説していきたいと思います。
目次
【デッサン初心者】わかりやすい基礎的な描き方のコツ
それではまず、デッサン初心者の方にも、わかりやすい基礎的な描き方のコツについてまとめていきたいと思います。
- デッサンを描くときの基本姿勢
- デッサンを描くための道具
- 基礎的なデッサンの手順
まず初めに、以上の3つは基本的なポイントとして非常に大切ですので、デッサンを実践する前に一通りの知識を覚えておいたほうが、よりスムーズに実践に入ることができると思います。
実践していく中で、自分なりによりより方法にカスタマイズすることも可能ですが、まずはスタンダードな手法を身に着けましょう。
そして、今回は特に「デッサンを描く際の姿勢」にフォーカスして解説してみたいと思います。
*その他のコツについては、別の記事にて紹介しておりますので、そちらを参考にしてみてください。
デッサンを描くときの基本姿勢
まず、デッサンに取り組む際には、「基本姿勢」からすでに大切なポイントなので、このあたりから解説していきたいと思います。
まずは、一般的に馴染みのある方法がこちらの「机に画用紙を置いて描くタイプ」ではないでしょうか?
この方法は、子どもの頃から落書きしたりするときなんかにもやっていましたし、普通にやってしまいがちですよね。
しかし、デッサンをする場合においては、基本的にNGです。
何故かと言うと、机の上で制作ができる状態というのは、すでにある程度のデザインや絵のイメージが頭の中にインプットされていて、それを反芻しながら画用紙の上に乗せていくという段階にあると言えるからです。
デッサンの目的は、コレではないですよね。
デッサンの目的とは、モチーフを「見たまま描くこと」
デッサンの目的とは、モチーフを「見たまま描くこと」にあります。
つまり、デッサンの場合の基本姿勢とは、このように斜めの状態に画用紙をセットして、モチーフと画用紙を交互に見やすい状態に置く必要があるのです。
そして、立っていても座っていても、基本的に姿勢は一定を保つ必要があります。
座って描く場合には、椅子の背にもたれかかるのではなく、姿勢良く保つことが大切です。
かと言って、ガチガチに力んで姿勢が良すぎても疲れてしまってダメですし、ダラ~ンとした猫背の姿勢も好ましくはありません。
無理なく程よくリラックスした姿勢で、首の角度を常に一定の保つことが、一番重要です。
このように机に置くことのできる専用の器具もありますが、初心者の方であればカルトンなどに画用紙をセットして、机と自分の足を支えとして斜めに立てかけて作業を進めていく方法が一番手軽ではないかと思います。
この場合のポイントは、
- モチーフの位置が程よく離れていること
- 椅子と机の位置は、程よい距離であるかということ
- カルトンの位置が手を動かしやすい角度であること
このあたりのポイントに注意して、描き始めていくと良いでしょう。
デッサンは、画用紙とモチーフを交互に見て作業を進めていく必要があります。
そのため、一定の体制をキープしておく必要があるのです。
つまり、首の角度や姿勢がある程度固定できていないと、モチーフを見る度に少しづつ角度が変化してしまい、なかなか思うように形が取れないという現象が起こってしまいます。
これは、ある程度慣れてくれば、モチーフの形状によって秩序があるという判断ができるので、そこまで神経質になる必要はありませんが、初心者の段階でしっかりと基本姿勢を見に付けておけば、集中力とともに養うことができますので、長い目でみるとデッサンの上達に効果的だと思います。
ぜひ、最初のうちに慣れてしまって楽しくデッサンを取り組めるようになれるといいですね。
まとめ【デッサン初心者】基礎的な描き方のコツ!について
今回は特にデッサン初心者の方へ、基礎的な描き方のコツや姿勢の大切さについて解説していきました。
デッサンと言うと、専門的な知識が必要なイメージが強くて萎縮してしまいがちですが、そもそも子供の頃に初めて自転車に乗ったときだってすごく難しかったですし、なかなかできなくて悔しかった思い出があります。
デッサンにおいても、初めの頃は難しく感じることも多いと思いますが、少しずつ慣れてくると感覚的に技術をマスターできるかと思います。
理論的な部分や感覚的な技術を磨いていくことで、より高いスキルが身につけられると思います。
そのためにも、まずは最初の一歩として、初心者の頃から基本的な姿勢を身に着けておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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